理学療法士(施設) T.Mさん
INTERVIEW
インタビュー- Q1おもと会入職した志望理由は?
- 理学療法士になった平成24年当時、憧れる先輩セラピストはいたものの、就職活動も勢力的に行なっておらず内定も頂けていませんでした。
教務から当施設を勧められたことが面接を受けるきっかけでしたが、『なぜ特養に?』と思いながらも面接を受けたことを覚えています。
当時の施設長とリハビリ管理者との面接の中で、地域理学療法への関心も低かった私に、施設の業務のみならず市の介護予防事業を展開していることを説明頂き、驚きと感銘を受けました。
私自身を育ててくれた豊見城市への地域貢献ができるならやってみたいと思ったと同時に、当法人の病院実習でお世話になった際に指導者に付いて頂いた先輩理学療法士に専門分野への考え方や見方を指導して頂きました。
悩んだ学生時代を乗り越えるきっかけとなったことが、私が当法人の特養への入職を志望した理由です。
- Q2おもと会グループに入職して乗り越えた壁は?
- 介護保険施設の中でも、特養にはリハビリテーション専門職の配置は義務付けられていません。
そのため、リハビリへの関心は他職種からも得られていない状況でした。
入居者の状態においても生活期となるため、治療介入よりも訓練、更には車椅子等の修理依頼など、当初はリハビリ業務といえない状況でした。
当時の管理者をはじめ、併設病院の作業療法士・言語聴覚士の助言や指導を受け、入居者の拘縮予防、摂食嚥下の継続など変わらないと思われた入居者の状態変化を、他職種のケアを通して感じて頂けるようになりました。
先輩セラピストと外部指導者との出会いは、私自身の成長に加え、他職種との専門分野における信頼関係の構築に繋がったと思います。
また、関連業者との関りは、サービス提供への選択肢を広げ介護保険分野への知識を深めるきっかけとなり、施設においても重要性を認識して頂いています。
- Q3今後の目標は?
- 当施設では、入居者および短期入居者(ショートステイ)へのリハビリテーションを中心に、地域在住者への介護予防事業を展開しています。
介護予防事業におきましても、現在リハ課を中心に実施していますが、施設内外においてリスク管理の強化を図り、他専門職とのチームアプローチにて、さらなる質の向上に務めていきたいと考えています。
私自身、理学療法の観点から課題や議題において考えること、実行することを怠らず、日々挑戦して自己研鑽していきたいと思います。
リハビリテーション専門職が施設の中心的な役割を担う職種になれるよう、また地域に選ばれる施設を目指し取り組んでいきたいと考えています。